介護の現場では・・

職員が定着しないという悩み

介護業界の離職率は全産業平均よりも高く、「5人に1人は辞めていく」状況にあります。

なんと8割以上の人が3年未満で退職しています。

どうして職員が定着しないのか?

原因としては、次の要素が挙げられます。

1.低賃金・重労働

時間が不規則で、肉体的にも精神的にも大変な仕事の割に、賃金が低い。

2.社会的な評価の低さ

介護の仕事の世間的な評価が低く、仕事に誇りを持ちにくい。

3.理想と現実のギャップ

職員が思っているようなケアができず、経営陣に対して不信感を持ちやすい。


これらの要因に対して「仕方がない」「どこも同じ」「介護保険制度に問題がある」

と諦めてはいませんか?

確かに介護保険制度に問題が無いとは言えませんが、放っておいても採用に無駄なお金と

時間をかけ続け、職員のモラルは下がる一方です。

また、介護関連事業所では、労務に関するトラブルが多いという現状もあります。

職員を定着させ、労務トラブルを防ぐポイントは次の通りです。

ポイント1.「コンプライアンスを重視した労務管理で職員の信頼を確保する」

「求人広告の内容と実際の労働条件が違う!」

「訪問ヘルパーの移動時間が労働時間からカットされている!」

職員とのこういったやりとりに対して、どのように対応したらいいのかお困りではありませんか?

法律を無視した労務管理は、「監督署申告」「裁判」「未払い賃金の2年分支給」等の

大きなリスクを抱えています。

介護事業所では、過去に残業代未払いで経営者が書類送検された例もあります。

問題が大きくなる前に、常日頃からコンプライアンスに則った労務管理をしていくことが重要です。

ポイント2.「ルールを明確にして、職員が安心して働ける職場を作る」

介護事業では、複数の就労形態があり、女性や非正規職員が多いことも特徴的です。

ところが、「正規職員の就業規則はあるが、パート職員のは無い」といった事業所や

「他の会社の就業規則を加工したものだから、内容は必ずしも現実と合っていない」といった

事業所が多いようです。

働く上でのルールや基準が明確になっていなければ、トラブルは当然起こるべくして起きてしまいます。

ポイント3.「職員の安全と健康を確保する職場づくり」

介護に関しては、人が担う部分が多いので、介護に従事する職員自身が健康でないと、安全な介護

サービスを行うことは難しいのではないでしょうか?

具体的には、「健康診断の実施」や「腰痛予防対策」「感染予防対策」等の対策を行う事が望まれます。


また、最近マスコミを賑わしている「メンタルヘルス」は、介護業界でも深刻な問題になりつつあります。

そのほかにも「セクハラ・パワハラ問題」等、職場の人間関係管理から発生する問題が上がっています。

それらを防止するため、「従業員意識調査の実施」や「セクハラ・パワハラ相談窓口の開設」などを

導入し、職員の安全と健康を確保することが重要です。

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